公認会計士高橋正哉の実践ブログ

企業のビジョン達成を社外CFOの立場から実現する一方で、独立会計士又は上場企業の社外役員として自らも経営の一旦を担う筆者が、会計・財務の専門分野に限らず、日々の活動から、企業経営や自己成長のヒントとなるような事項・想いを素直に、ありのままに、お伝えすることを目的として綴っているブログです。

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(より本音ベースの内容はメルマガでのみ語らせて頂いております。)


■先日、
 「ザ・ゴール」のコミック版を読みました。

 550ページもある本家の「ザ・ゴール」は
 もうかれこれ7~8年ほど本棚の定位置を占拠しており、

 その間、

 2~3回程度は読破を試みましたが、
 いずれも途中で挫折したように記憶しています。

 そもそも、

 本の内容が何も残っていないのですから、
 全く読んでいないに等しい、

 と言って良いでしょう(泣)


■ということで、今回、
 コミック版を読んだわけですが、

 7~8年越しに、ようやく概要を掴むことが出来ました。

 私のように、

 本家の「ザ・ゴール」を挫折された方には、
 このコミック版がお勧めです。

 ものの数時間で読了できます。


■さてさて、

 せっかくですから、
 コミック版の中で印象に残った個所に少し触れたいと思います。

 ザ・ゴールでは、
 全体最適のマネジメント理論をテーマの中心としていますが、

 全体最適をマネジメントするには

 ステップ1
 制約(ボトルネック)を見つける

 ステップ2
 制約をどう徹底活用するかを決める

 ステップ3
 他のすべてをステップ2の決定に従わせる

 ステップ4
 制約の能力を高める

 ステップ5
 ここまでのステップで制約が解消したらステップ1に戻る

 という5つのステップを
 繰り返し繰り返し行うことである

 と説明されています。


■ザ・ゴールでは、

 この全体最適のマネジメント理論を
 工場での生産にフォーカスして書かれていますが、

 これは工場生産だけではなく、
 企業全体、個人のビジネスやキャリア、

 はたまた人生を考える際にも使える考え方だと思います。


■いくら誰にも負けない強みがあっても、
 それを打ち消すくらいの制約(ボトルネック)があれば、

 それは解消しなければなりません。

 このことを
 本の中では鎖の強度を使って説明しています。

 つまり、

 鎖の中で最も弱い輪が鎖「全体」の強度を決めていて、
 他の輪がいくら頑丈でも鎖は引きちぎられてしまいます。

 全体最適のポイントはここにあります。


■自社(自分)のボトルネックはどこにあるか。

 これを深く考え、

 そして、解消できた暁には、
 急激な成長曲線を描くこともありうるのではないでしょうか。

 もちろん、

 ボトルネックの解消は永遠に続きますが。

 今日はこの辺で。


(まとめ)
■ザ・ゴールのコミック版はとても読みやすく
 全体最適のマネジメント理論の概略を掴むには最適。

■全体最適は
 制約(ボトルネック)にフォーカスして、
 5つのステップを繰り返すことで達成される
 と述べられている。

■これは(工場生産の話だけではなく)
 企業、個人、仕事、人生を問わず、
 必ず考えておくことが必要なものではないか。
 


■本日は、


 このメルマガのタイトルでもある

 「志」

 について一言。


■元々は、

 今から5年とか6年くらい前に、
 ソフトバンクの孫正義さんの株主総会ライブ動画を見ていて、

 「志高く」

 という言葉に出会い、
 心が震える体験をしてから強く意識し出したのが

 「志」

 という文字。


■ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
 孫さんは坂本龍馬が大好きであり、

 その志高い生き方に深い感銘を受けたそうで、
 辛い事や小さい事で悩んでいる時は、

 この「志高く」という
 言葉を思い出して自分を奮い立たせた、

 というお話であったと記憶しています。


■今回は、

 同じ監査法人ご出身で、
 現在複数のコミュニティで共に切磋琢磨させて頂いている

 吉本勇さん(公認会計士)から、

 教えて頂いた「志」の解釈について
 凄く感じるものがあったので、

 少し長いですが
 ぜひシェアさせて頂きたく思います。

(吉本さん、ありがとうございます!!)


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 人の心は絶えず乱れるものですね。

 あっちへ行ったり、こっちへ行ったり
 絶えず揺れ動いています。

 その乱れる心の焦点をぴしーっと定める。

 それが志というものです。

 「志」という字を見てください。
 「十」を書いて「一」を書いて
 「心」と書くでしょう。

 「十ある心を一つに定めていく」

 のが志なんですね。

 常にチラチラと散らばっていく心を
 まとめて一本に絞り上げていく。

 それが志なんです。

 そして、

 心の焦点を一つに定める志を立てることを
 「立志」といいます。

 言い換えれば、
 立志とは人生に対する決意です。

 人生に対して、
 自分はこういう生き方をすると決意して、

 覚悟を決めていくことが立志なんです。

 これが人生の根本なんです。

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【出典:藤尾秀昭著「小さな経営論」より】


■いかがでしょうか?

 素晴らしいですね。

 もう言うことありません。

 このメルマガタイトルである、
 「志」通信の名に恥じぬよう頑張るだけです。

 今日はこの辺で。


(まとめ)
 乱れる心の焦点を一つに
 定める(絞り上げていく)ことを「志」という。
 そして志を立てることを「立志」と言い、
 これは人生に対する決意、覚悟なのである。


■ランナーズハイ

 という言葉は皆さんも
 お聞きになったことがあると思います。

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 ランナーズハイとは、
 マラソンなどで長期時間走り続けると、
 気分が高揚してくる作用を言います。

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 (以上、Wikipediaより)


■マラソンは長らくしていませんが、
 小学校の時は長距離走が得意な子供でしたので、

 ランナーズハイについて、
 一応は体感しているつもりです。


■走り出しは、
 体も軽く足がどんどんと前に進む感覚がありますが、

 しばらくすると、
 呼吸が荒くなり、足取りも重くなっていきます。

 そして、この不快な状況を耐えに耐えて、

 これを無事乗り越えることが出来れば、
 気分も高揚し出し、なぜか足取りも軽くなってきます。


■私は「走る事」に関しては、
 全くのど素人ではありますが、

 「不快な状況を耐えに耐えれば」

 その先に「快」が待ち受けていることを
 (少ない経験の中でも)知っているので、

 この先、いつか走る事があったとしても、
 何とか頑張れるような、そんな気がするわけです。


■実は、

 この「不快」⇒「快」というプロセスを体感した経験がある

 というのがポイントであり

 これは、

 一種の「成功体験」のようなもの

 だと言えるのではないかと思います。


■何を申し上げたいかというと、

 ランナーズハイに類似した現象は
 他分野でも大いに起こっていると思うわけです。

 つまり、

 ビジネスでも勉強でも
 何でもそうだと思いますが、

 「不快」⇒「快」

 の均衡点というものが必ず存在するはずであり、

 その均衡点に近付けば近付くほど不快度は高まります。


■それに耐えきれずに、
 元の状態に戻ってしまい、

 今までの苦労が水の泡、

 なんてことは
 誰しも一度や二度、経験したことがあるでしょう。


■しかし、これって

 とてももったいないことです。

 不快から快への均衡点に近付くほど、
 不快度が高まるということを知っていれば、

 むしろ、

 「夜明けは近い」

 と考えて、

 不快を楽しむくらいでも良いわけですからね。


■というわけで、

 ぜひぜひ不快を楽しみましょう!

 (変態ではないですよ。^^;)


(まとめ)
■マラソンなどで走り続けていると
 苦しみから高揚感に変わるタイミング、
 いわゆるランナーズハイというものがある。

■ランナーズハイは、
 不快→快の均衡点を超えるということでもあるが、
 これは勉強やビジネスにおいても同じではないか。

■均衡点に近付けば近付くほど不快度MAXになる。
 ここで元に戻らないようにしなければならないし、
 むしろ、不快度の高まりは、
 喜ぶべき状況でもあると考えた方がよいであろう。 

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