公認会計士高橋正哉の実践ブログ

企業のビジョン達成を社外CFOの立場から実現する一方で、独立会計士又は上場企業の社外役員として自らも経営の一旦を担う筆者が、会計・財務の専門分野に限らず、日々の活動から、企業経営や自己成長のヒントとなるような事項・想いを素直に、ありのままに、お伝えすることを目的として綴っているブログです。

2014年04月

ファイナンスの本質を基礎から学びなおそうと思い

今月より通いだしたアントレプレナーファイナンス実践塾での忽那教授との一コマ。

高橋:
 ビジネスプランの良し悪しを判断する上では、事業アイデアそのものよりも、その事業に関わる人材の方が重要で、特に企業家に精神的な対応能力が備わっているか否かが大きなポイントとのことでした。この話は良く分かります。ただ、企業家はその精神的な対応能力をどのように鍛えれば良いのですか?

教授:
 目標やビジョンを明確にすることです。

と一言。

ここでもやはり「目標」

シリーズ① シリーズ② に続いて、自分の中の想いが

確信になりつつあります。
  

2014年4月21日の週刊経営財務において

2月~3月に行われた内部統制制度(J-SOX)のアンケート結果が公表されています。

回答数は98件と少ないものの、概ね現場の実情を表したものではないかと思います。

特筆すべき点としては

「現在の自社における内部統制上の課題について」という質問に対して「財務報告の信頼性の確保」という項目が17項目中5番目の課題として挙げられていること

でしょう。

J-SOX制度は「財務報告の信頼性の確保」のために導入された制度にもかかわらずである・・・

(あくまでも私見であるが)この最も大きな要因は

J-SOX制度が内部統制を評価すること自体が主目的になってしまっているということなのであります。

つまり、

内部統制を評価すること(≒業務記述書やRCMを作成しテストすること)自体が目的となり、内部統制を継続的に改善するとか、実務に即し身の丈に合った内部統制を構築するといった、真の目的が蚊帳の外なのです。
海外子会社等における決算・経理業務やディスクロージャー規制に係る業務等について、より有効な内部統制の整備・運用が求められているかもしれない。
青山学院大学大学院 町田教授が仰られる通りだと思います。

そろそろ形式重視から実態重視へ転換が必要です。

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最近、日本で仕事や研究をしておられるマルチリンガル(中国語、英語、日本語)な

台湾出身の方、中国出身の方と頻繁に接しており、

私(35歳)よりも10歳前後年齢が若い彼ら・彼女らの知識レベル及び意識の高さに

驚かされています(皆それがすごいことだと特に思っていない様子)。


自分の大学生時代や大学卒業後数年間なんていうのは、

会計士試験の勉強をしていたこと以外は何一つ語れるものはありませんが、

彼ら・彼女らは私が無職(資格浪人時代)の時分に、既にマルチリンガルであったうえに

IPOやファイナンス等の知識・経験もそれなりにあるというのです、おまけに人間性も素晴らしい。


年上の方々ばかりに目を向けるのではなく、自分よりも若い(アジアの)方々にもしっかり目を向ける。


今後ますます重要になりそうです。

自分がそのような年齢になってきたとともに、

アジア(特に東アジア)との距離が急速に縮まっているのを

肌で感じる今日この頃です。












 

私が愛読している「会計ニュース・コレクター」さんの
EU、監査人の強制的ローテーション・ルール成立の記事より (こちらが元ネタ )

【以下、ポイント要約】
欧州議会が上場会社に最長10年ごとに監査人を交代させることを求める新しい規則を制定。
❑監査契約を入札にかけた場合にはさらに10年延長可能。共同監査の場合は14年延長。
⇒米国は反対しているため、おそらく日本も強制ローテーションに踏み切ることはないだろう。
❑監査報告書には、重要な虚偽表示リスクの最大級のものについての監査人の評価、それらのリスクへの監査人の対応の概要、それらリスクに関する主要な観察事項を記載。
❑非監査業務の制限も厳しくなり、税務助言業務、財務・投資コンサルティングなどを監査対象会社に提供することは禁止 

強制ローテーションについて・・・

「EU、とうとうやったか~」というのが率直な感想。

果たして会計監査人(監査法人)の強制ローテーションが 監査の透明性を高めることになるのか。
あるいは、粉飾決算や不正を見抜ける一助となるのか。

様々な意見があるでしょう。

私の意見は、

「そうじゃないねんな~、本質はそこじゃないのにな~」

というものです。

利害関係会社が多数集まった政治的な駆け引きの中で決まったことだとは推測しますが、

現場で会計監査人という立場でクライアントのため、ひいては投資家のために、最後の砦として、
また、監査業務に誇りを持ち、クライアントに対する愛と責任感で業務を遂行している公認会計士なら、この決定は残念でならないはず。

表現が適切ではありませんが・・・

「愛情を注いで育てた子供と10年間で強制的にさようなら」するのと少し似ている気がします。

強制ローテーションの導入は深度のある監査業務や効率的な監査業務の遂行を妨げ、会計監査人とクライアントのコスト(目に見えないコストを含む)を増大させることになり、企業価値の低下ひいては投資家自身の損失にもつながるということを忘れてはならないと思うのです。

もちろん、馴れ合いから粉飾決算に対して適切な監査対応が取られなかった事例もあるでしょう。

しかし、クライアントに対する愛と責任感で業務を遂行している監査人であれば、その信念や監査意見は、監査契約年数の長さに決して左右されるものではない、そう断言できます。


少なくとも自分はそうありたい。














 

ある経営者の方との話。

私:なぜ、そこまで将来のストーリーが明確に見えるのですか?

経営者の方:徹底的に考えて、考えて、考え抜くからです。
考え抜いて、自分の中で答えが明確になるまで、決して寝ないんです。


私:答えがでない時って苦しくないですか?

経営者の方:考えている時間が楽しくて楽しくてたまらないんですよ。 

目標(自分が到達するゴール)を明確にできる人には
その「理由」がある
と感じた瞬間である。

自分はどうなりたいか、どうしたいか、どうすべきか、
徹底的に考えるととともに、それを楽しむこともできる、

これ、なかなかできないです・・・

だから、目標が明確になればできたようなものなのでしょう。

目標が明確になるよう普段から意識していますか?

意識するかどうかで未来が変わることは間違いないです。

 

目標が明確になればできたようなもんだ

グレコギターを世界的ブランドに育て上げたフジゲン株式会社・創業者の横内会長の言葉。

神田昌典氏と横内会長との対談CDの中で、横内会長の口からこの言葉を聞いたとき
自分の中で何かが走りました。

その一言を何度も聞き直しました。

シンプルだけどこの言葉が私にとって非常に衝撃的ですごく心に響いてきたのです。
(もちろん横内会長の独特の話口調・オーラが私をそうさせた面もあると思います。)

自分はどうしたいのか、どうなりたいのか、どのような形で社会に貢献できるのか、自分の強みは何か
そのような事を考え続けていて、答えがでない日々だったからこそ、衝撃だったのかも。

最近、この言葉の重みを心底感じることがあります。

続きはまた。



 


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見一郎 古賀史健

2013/12/13

多くの方々が推薦している本。

非常に深い内容でどこまで自分の腹に落ちているか疑問なところもありますが、「目から鱗」な発見が多数ありました。


特に私の心に突き刺さったのは、(ほんの一部ですが・・・)


承認欲求を否定する
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。

課題の分離を行う
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです。

縦の関係ではなく横の関係を構築する

もしもあなたが誰かひとりでも縦の関係を築いているとしたら、あなたは自分でもきづかないうちに、あらゆる対人関係を「縦」でとらえているのです。

上司の指示に従った結果、その仕事が失敗に終わったとしましょう。これは誰の責任でしょうか?……あなたには断る余地もあるのだし、もっといい方法を提案する余地もあったはずです。あなたはただ、そこにまつわる
対人関係の軋轢を避けるために、そして責任を回避するために「断る余地がない」と思っているのですし、縦の関係に従属しているのです。


「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣にいきていたら、そんな言葉など出てこない。「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくということです。


自分のOSとすべく、定期的に読み返すべき本の一つとなりました。

お勧めです。

 

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