公認会計士高橋正哉の実践ブログ

企業のビジョン達成を社外CFOの立場から実現する一方で、独立会計士又は上場企業の社外役員として自らも経営の一旦を担う筆者が、会計・財務の専門分野に限らず、日々の活動から、企業経営や自己成長のヒントとなるような事項・想いを素直に、ありのままに、お伝えすることを目的として綴っているブログです。

2014年07月

やる気が湧かないとか、気分が乗らない時ってどうしてもあります。

意志が固ければできるはずだ
そういう時でも決めたことをやり続けるのが男だ

なんて、口で言うのは簡単ですが、実際にやり続けるのは容易ではありません。

私のような意志の弱い人間が、自分の決めたことを毎日やり続けるのことは、(自分一人の意志だけでは)できません。

従って、

強制的にやらなければならない環境に身を置くということ
毎日の活動を報告する場を設けること

などを、実践したりしているわけです。

やる気がない、気分がのらなくても、だた、それだけのこと

やる必要があるのだから、やる、
自分が選択したのだから、やる、


みたいな感覚です。

「なんじゃそりゃ」と言われるかも知れませんが、

その繰り返しが大きいのではないか、と思うわけです。

ともすれば、

目の前の緊急な事に追われて一日が過ぎていき、なんとなく(忙しくて)充実しているような錯覚を覚え、すぐに効果の出ないものは時間のある時に取り組もうと後回しにし、そして、1ヵ月、2か月が過ぎていく、という経験を何度も繰り返してきました。

自分が決めたことをやり、一日一日を総括して、また、新たな一日を迎える。

まずはやれる環境を整えるところからなのだと思います。
 

これの続きで

公認会計士協会(JICPA)は平成26年7月25日付で「企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令(案)」等に対する意見を金融庁に提出しました。

この中で、新規上場時の有価証券届出書に掲げる財務諸表(特別情報の記載)の年数を5年から2年に短縮する改正が行われましたが、主要な経営指標等の情報(ハイライト部分)については、連結は2年分で足りるのに対して、単体は5年分の情報を記載しなければならないというように、ある意味、改正の趣旨(IPOの促進)が完全に果たされないような中途半端な状態になっていました。

これに対するJICPAの意見として

単体の主要な経営指標等の情報(ハイライト部分)も含めて、全て2年間の開示で良いのではないかと、暗に主張するような内容となっています。

確かに単体簡素化の流れがあるのですから、当該主張には一定の合理性があり、IPOの促進及び実務的な観点からも是非とも受け入れて頂きたい主張ですが、「どのような趣旨によるものなのか、確認したい」ということなので、期待薄でしょうか・・・。

 (関連個所を抜粋)

2.新規上場時の有価証券届出書に掲げる財務諸表の年数短縮に関する意見

① 平成25 12 25 日付け金融審議会「新規・成長企業へのリスクマネーの供給のあり方等に関するワーキング・グループ」報告書の提言を踏まえ、有価証券届出書に掲げる財務諸表の年数を5事業年度分から2事業年度分に短縮するよう改正することとされた。

これを受けて、企業内容等開示府令改正案第2号の4様式記載上の注意(11)a では連結会計年度の主要な経済指標等の推移については最近2連結会計年度へ短縮されたが、一方で、同(11)b において、提出会社の主要な経済指標等の推移については引き続き最近5事業年度の開示を求めることとされている

そもそも、平成25 年6月19 日付けで企業会計審議会から公表された「国際会計基準(IFRS)への対応のあり方に関する当面の方針」において、「金商法における開示制度では、連結財務諸表と単体財務諸表の両方の開示が義務づけられているが、連結財務諸表の開示が中心であることが定着した現在においては、制度の趣旨を踏まえ、単体開示の簡素化について検討することが適当である。」とされたことを踏まえ、金融商品取引法の継続開示において連結財務諸表を作成している会社の単体財務諸表の開示の簡素化が行われたところである(平成26 年3月26 日付け「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」等参照)。

このような最近の状況の中で、主要な経営指標等の推移について、金融商品取引法の開示制度において主となる連結関連情報を最近2連結会計年度の開示へと短縮するのに対し、単体関連情報は、親会社が持株会社の場合や連結財務諸表が指定国際会計基準に準拠して作成される場合なども想定される中で最近5事業年度とすることは、どのような趣旨によるものなのか、確認したい。

最近、よく思うのは、

「誰と」長く濃密な時間を過ごすかにより、その後の自分の人生が大きく変わってくるということ。

あたりまえの事と言えば、あたりまえの事ですが、

それ故に、

とても真剣かつ慎重に考える必要があるのはないかと思います。

私が多少なりともお客様から感謝頂ける会計士になれた(?)のも、ひとえに超一流(だと私自身は確信している)先輩方と長く濃密な時間を過ごせたから。

これは私自身ある意味すごくラッキーだったわけですが、

本来、「誰と」長く濃密な時間を過ごすかは、その重要性を考えれば考えるほど、自分自身で選択し、あるいは、自分自身が引き寄せるべきものだと思うわけです。

状況によっては、「誰と」過ごすかを自分でコントロールできない場面があるのは分かりますが、それでも自分の将来に与える影響の重要性を考えると、 出来るだけの努力はすべきでしょう。

これは、

顧問会計士、顧問税理士、顧問弁護士、顧問社労士、社外取締役、社外監査役、社外CFOなどの専門家を迎える場合も同様で、これらは一度受け入れると長い時間を過ごさざるを得ないわけですから、真剣かつ慎重に考える必要があると思います。

「誰を」迎え入れるかにより、その会社や経営者に与える影響は計り知れないものがあると、つくづく思います。

自分自身もこれを肝に銘じて日々精進していかなければなりません。

IFRSを巡る世界と日本の動向という刊行物が新日本監査法人のHPに掲載(2014年7月22日付)されています。

 (Contents)
1.はじめに
2.IFRSを巡るこれまでの動向
  2-1.世界の動き
  2-2.米国の動き
  2-3.日本の動き
3.日本の最新動向
  - 任意適用の積上げに向けた取組み -
4.日本における今後の動向
2009年に日本がIFRS導入に関するロードマップを公表してから現在までの強制適用の是非を巡る紆余曲折の流れを、世界や米国のIFRSに関する動向に照らして、どのように変遷してきたか、これを時系列に分かりやすくまとめたもの。

これからIFRS導入を検討するという方(企業)や、大きな流れを掴んでおきたいという方には最適です。

先日、会食時に、あるお客様が○○○(サービス提供先)に対する不満として

「○○○(サービス提供側)からしたら、我々(お客様側)は多数のお客のうちの1人でしかないのは分かるが、それを感じちゃうんですよね・・・」

と一言。

これは誰しもが持つであろう

大事にされているか

という感覚(感情)を表現した一言なのだと思います。

つまり、

プロフェッショナルなサービスを受けていると感じるか
ハイクオリティなサービスを受けている感じるか

ということも、もちろん重要だと思いますが、

それと同じくらい、あるいは、それ以上に重要なことが

大事にされているか

という感覚であり、これを顧客に感じてもらえるか否かで、満足度が大きく変わってくるということなのでしょう。

恋愛関係でも、親子関係でも、友達関係でも、職場の中でも、「自分は大事に扱われているか」ということは、本人にとっては重要な関心事であるのと同じです。

サービス提供サイドからすれば、お客様の優先度はあるのは事実にしろ、プロとしてそれは見せてはいけない、お客様に「大事にされていない」と思わせてはいけない、と思うわけです。

また、

人によってどのような状況であれば、大事に扱われているかという感情を抱くか、大事にされていないという感情を抱くかは、千差万別

従って、

お客様に対するメールの返信や、対面時の受け答え、その時の言葉遣い、態度、姿勢など、細部に渡るまで最大限注意を払うべきだとも、思うわけです。

注意を払っても払っても足りないくらいの気持ちで。

自分自身がサービスを受ける側になれば良く分かります。

特に我々のような無形のサービスを売っている専門家は肝に銘じておくべきです。

これの続きで

のれんはなお償却しなくてよいか―のれんの会計処理及び開示

主に

❑第1章:イントロダクション
❑第2章:のれんの会計処理の要求事項の変更
❑第3章:現行の減損テストの改善
❑第4章:IAS第36号における開示の改善
❑第5章:追加的な検討事項

で構成され、今回は「第1章:イントロダクション」の中で印象に残った事項をご紹介。

米国における動向

  • 20141月にFASB、…(中略)…非公開企業に…(中略)…のれんを10にわたり定額法で償却する会計上の選択肢を認めている。
  • 上記に加え、FASBは公開企業及び非営利企業ののれんの会計処理をレビューするプロジェクトを開始し、…(中略)…IASBIFRS3号の適用後レビューを完了し、それに関する発見事項を公表するまで、それ以上の議論を延期

国が2001年に「減損のみアプローチ」を採用した理由

  • 多くのアナリストが、のれんの償却費を分析の際に無視していると述べており、多くの企業は、事業の業績を測定する際にのれんの償却費を無視
  • のれんの償却が完了した後の期間における報告利益の増加は、忠実な表現であるとは考えられない可能性がある。このような利益の増加は、過去に「二重計上」されていたのれんに関する費用計上を中止することから生じているためである。
  • 適正な減損テストを実施し適切な開示を行えば、のれんの非償却は財務報告の透明性を促進し、従って、財務諸表に依拠する人々に有用な情報を提供する。

FASBの結論に関する懸念

  • しかし、FASBの結論に関して相当の懸念があった。これは主として、取得したのれんは、その後の期間にその価値が消費される「消耗資産」であるとみなされていたことによるものであった。減損のみアプローチは本質的に、のれんが配分されている同じ資金生成単位の中で創出される「自己創設のれん」の資産化を企業に認めるものであるという主張があった。

IFRSが償却及び減損アプローチを選考していた理由

  • 取得したのれんは、消費され、自己創設のれんに置き換わる資産である。
  • のれんの償却は、…(中略)…有形資産について採用しているアプローチと整合する。実際に、企業は、有形固定資産の項目の耐用年数を決定し、当該資産をその耐用年数にわたり規則的に減価償却することが要求されている。取得したのれんを異なる方法で処理することには概念的な理由はない
  • 規則的な償却は、のれんの事後の処理に対する実務的な解決策を、許容可能なコストで提供する。

結果的にIFRSが減損のみアプローチを採用した理由

  • 主に、のれんの耐用年数及び消費パターンを信頼性をもって決定することは可能でなく、ある特定の期間にわたる償却費は単なる恣意的な見積りとなるという理由により、減損及び償却アプローチを棄却した。

EFRAG及びOCIのアンケート調査の結果

  • 過半数をやや上回る回答者は、概念上、取得したのれんに関する価値の現象を認識しないことは「消費された」取得したのれんが置き換わるために、自己創設のれんが認識されることを意味することに同意した。さらに、多くの人々は、他の無形資産とのれんに異なるアプローチを採用する重要な概念的理由がないと考えた。
  • …(中略)…減損の要求事項が景気循環増幅的であると考えた回答者は、次のことを説明した。「償却をしないと企業についての価格が高くなるであろう。」「減損損失は通常、非常に遅れて認識され、減損損失が認識される時には事業に対する期待はすでに悪化している。」
  • 過半数をやや上回る作成者は、IFRSの適用に関する彼らの経験によると、のれんの回収可能価額の見積りの方が、のれんの消費パターンの見積り(耐用年数の見積りを含む)よりも困難でありかつ負担が大きいと考えていた。 



ASBJの調査の内容は上記の内容に概ね包含されるので割愛しますが、どう考えても「償却及び減損アプローチ」の方が理論的だと思いますし、(ざっくり言うと)のれんの償却年数の見積りさえクリアできればいいわけです。

他の資産でも耐用年数を見積っているわけですし・・・、のれんとは言え、知恵さえ絞れば見積れるのではないか、と思っているのは私だけでしょうか。

続きはまた。




本日は同志社大学商学部の会計系の講義で講演をしてきました。

私自身の自己紹介はそこそこに・・・

田口聡志教授とのセッションという形で

❑公認会計士の魅力
❑学生と社会人との違い(共通点)
❑プロフェッショナルとは?
❑学生生活をどう過ごせば良いか?
❑自分を変えるためには? 

などのテーマで1時間20分程度お話させて頂きました。

田口先生も私も昔バンドに没頭していたという共通点があり
セッションの途中で、グルーヴを奏でているような、そんな感覚を覚えました。
(一にも二にも田口先生のリードが素晴らしかったからですが。)


さてさて、肝心の内容(結果)に関しまして・・・

こういうことをお話したいなということを事前に考えたは良いものの、半分は私自身に言い聞かせるような内容であったため、その想いや本質をどこまでお伝えできるか不安なところもありましたが、、、

時折見せる学生の皆さんの真剣な眼差しや、核心を突いた質問、そして講演後に記入頂いた「熱い」感想を拝見させて頂いた結果、想定を上回る学生さんに突き刺さっているようで、本当にやって良かったと思いました。

逆に、私の方が学生の皆さんから、パワーやたくさんの学びを頂いたくらいで、

例えば、

講演(セッション)終了後にご質問に来て頂いた女性の方なんかは、十代で既に一定のビジョンを持っているうえに、海外にまで憧れの経営者に会いに行くという凄まじい行動力を合わせ持っていました。

完全に私自身が影響を受けています。


それにしても、(今まで実務にのみ没頭してきただけに知ることのなかった世界ですが)

学生の皆さんのように「これからの時代を背負って立つ」人たちとの触れ合いは本当に楽しくワクワクするものでした。

教育者の道も凄く魅力的ですね。

このような機会をご用意頂いた田口聡志教授と真剣に聞いて下さった学生の皆様に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました!!

 

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