本日は公認会計士の魅力について思うところを。
(先日大学生の皆さんに向けて話をさせて頂く機会があったので改めて考えてみたのですが、)
私個人が考える公認会計士の最大の魅力と言えば、
若い時分から上場企業の役員の方々(社長含む)と接することができるということ
ではないかと思います。
かいつまんで説明すると
公認会計士の独占業務とされている会計監査は、(上場企業の)コーポレートガバナンスの一旦を担っており、会計監査のインチャージ(実務を取り仕切る会計士)に抜擢(3~5年の監査実務経験で抜擢)されれば、社長をはじめとする役員の方々と会計監査の過程でコミュニケーションをとることが必要となります。
ここで、監査法人で3~5年の監査実務を経験した(それなりの)会計士であれば、上場会社のインチャージに抜擢され、20代あるいは30歳前後でそのような体験をすることになります。
普通はあり得ないですよね。
他の国家資格でも20代でそのような経験をすることができるのは、ごくごく少数の方々ではないかと思います。
なぜ、これが魅力なのかと言うことなのですが、
上場企業の役員の方々と接する機会があることで、その空気を肌で感じることができるということ
いわゆる「百聞は一見にしかず」ですね。
体全体からオーラのようなものを発し、到底かなわないと思うような経営者の方もいらっしゃれば、自分とそこまで変わらないのではないか、と錯覚を覚えるような方(あくでも錯覚です・・・)もいらっしゃり、これを知っているか知らないかでは、天と地の差ほどの違いがあるのではないか、と思うわけです。
少なからず自分の目線や基準が上がったように思います。
私の場合、凄い経営者の方々の空気に触れた結果、もっともっと自分がレベルアップしなければ、このような方々と腹を割って話ができるような専門家にはなれないな、と心底思ったことが、次のステップへの行動へのきっかけとなりました。
これをどのように捉えるかは人それぞれだと思いますが、これだけでも公認会計士になる意味があるのではないかと個人的には思います。